浪人生に友達は必要なのか
初めに断っておきますが、私はHSP(Highly Sensitive Person)です(正確に言えばHSS型HSPです)。
HSPとは簡単に言ってしまえば「人一倍敏感な人」です。
詳しくは調べてもらえばいいのですが、なぜこのようなことを断ったのかというと、自分の性質、性格を知ることがこの問題に答えを出す第一歩となるからです。
目次
1結論
2メリット編
3デメリット編
4私が一番伝えたいこと
結論から言うと、
「私は」浪人生に友達は必要ないと思います
だから今回は、私が浪人生活を通して感じた、浪人するうえで友達が「いない」ことのメリット・デメリットを紹介しようと思います(「いない」に注意)。
~メリット編~
メリット①:人間関係で一喜一憂せずに済む
予備校でももちろん友達を作れば人間関係が生じます。
しかも、浪人ともなると話の話題は限定されます。
その話題とは「勉強・成績」についてです。
私は初めにも言った通り、HSPなので、自慢話や成績の優劣についての話(いわゆるマウントをとるという行為)によって誰か、または自分が不愉快な思いをするのが大嫌いです。
一緒に話す友達がいなければそのようないやな気持になることはほぼないので、安心して勉強することができます。
メリット②:自分の時間を最大限に使える
友達がいると、帰り一緒に帰ろう、や昼飯一緒に食べよう、といったことが頻繁にあります(というか毎日です)。
私は、人に時間や都合を合わせるとどっと疲れてしまう人間なので、できるだけ自分の時間は自分で使いたいです。
たまに一人で帰りたいときや、昼休み単語などを勉強したいときにたくさんの友達がいると、そういうわけにもいきません(「お~真面目だねえ」と茶化されてる様子もしばしば見ました)。
メリット③:孤独を経験できる
孤独は人を強くする、と多くの名著でも書かれており、それを経験するには浪人はうってつけの機会だと思います(もちろん究極は相互依存の段階だとは思いますが、そんなことは大人になってからでもいくらでもできます)。
浪人は人生の時間で唯一といっていいほど、世間的にも孤独やぼっちが正当化される期間です。
子供と大人の境界である時期に孤独を経験しておくのは、のちのちプラスにしか働かない、と私は思います(今考えても本当にボッチでよかった)。
誰しも大人になるにつれて、孤独は必ず経験するもの(例:一人暮らし、転勤)なので、学生のうちに本当のボッチを経験しておくのも、最高の経験になると思います。
~デメリット編~
デメリット①:相談相手がいない
もちろん友達がいないことは、話し相手がいないということです。
親や場合によっては高校までの友達が話を聞いてくれることもありますが、その人たちはたいてい浪人を経験していなかったり、自分の生活にいっぱいいっぱいであったりして、自分の悩みを分かってくれるとは限りません。
浪人生には浪人生にしかわからない悩みがあるので、そんな時に浪人仲間に話ができると、安心できるかもしれません。
デメリット②:自分はこれからの人生友達を作ることができるのか?と不安になってくる
友達と話さないとコミュニケーションの取り方を忘れます。
すると、初めは自発的に友達を作らないと意識していたはずが、気づいたら「あれ?自分ってコミュニケ―ション障害なのかな?」と錯覚してきます。
そしていつの間にか私のように「浪人 友達 必要」と検索する日々が始まるのです。
(でも安心してください。大学入ったら浪人経験と友達の有無に相関関係はないということが分かります。)
デメリット③:競争相手がいない
勉強・成績には明確な数値によって順位付けが行われます。
その数値を伸ばすためには、人と競争して勝つ、人を打ち負かしてやる、といった動機がプラスに働く時が多いです(私はそうは思いませんが)。
そんな時、比べる相手が多いほど、やる気がわいてくるものです。
また、周りに比べる人が多いほど、自分の立ち位置を把握することもできます。
やはり成績は相対的に決まってしまうものなので、比較対象が多いに越したことはありません。
今回私が一番伝えたいことは、
「自分の性格を知って、自分に合ったやり方を探す」
ということです。
自分を知ることは簡単なことではないので、ゆっくり時間をかけて考えてみてください。
そして、時には立ち止まることも大事です。
私も何度も立ち止まり、自分の決断に疑問を持ちましたが、最後まで自分の考えを貫き通しました。
大切なことは、自分とじっくり向き合うことだと思います。
自分のことを決めるのは、自分だけです(正しいかどうかは重要ではない)。