大学生の教養サロン

教養と言うよりは、暇つぶしです。

『模試の結果』と『合格率』の話

「うわ、模試やば・・・」

 

「周り結構取れてるのに、自分だけなぜか低い・・・」

 

「○○大学に受かる人の例年の点数より全然低い・・・」

 

 

 

模試が悪かった時のメンタルって非常にえぐられますよね・・・

 

今回は、現役と浪人と塾講師を経験した私が感じた、『模試』と『合格率』について書こうと思います。

 

 

~もくじ~

①実際の模試の信頼度とは

②模試でやるべき2つのこと

 

 

 

①実際の『模試の信頼度』ってどれくらいなの?

 

あくまで4年間受験にかかわってきた(現役+浪人+塾講師2年)私の個人的な感覚ですが、

 

60%

 

くらいだと思います。

 

言い換えると、

 

「結構模試が良かった人の半分ちょいは合格するけど、模試が良くなかった人の半分くらいは合格する」

 

くらいな感じです。

 

さらに言い換えると、

 

「期待されてた人の半分ちょいは合格して、残りの合格は期待されてなかった人から出る」

 

です。

 

受験勉強している最中は、模試が高い人がすごいと感じますが、そのような劣等感/無力感に押しつぶされる前に、2つやるべきことがあります。

 

 

 

②模試を受けるうえでやるべき2つのこと

 

それは「受けてる最中」と「受け終わった後」で2つあります。

 

模試でやるべき1つ目は、

 

「本番を想定して受けること」

 

です。

 

「本番を想定する」とは、「本番の緊張感を持つ/解く順番を工夫する/解けない問題は諦める」などの、「本番でやるべきことを想定して実践する」ことです。

 

これは塾講師をしていて感じたのですが、残念ながら本番でいつもの実力を発揮できずに大学進学する受験生が非常に多いです。

 

これは、「模試を模試と思って」受けてしまうことに起因すると思います。

 

こういう人たちは、大変地頭が良い上に緊張しないタイプの人たちで、非常に羨ましいのですが、本番の受験はそれでは上手くいかないことが多々あります。

 

オリンピック選手がよく言う「オリンピックの魔物」のように、本番でありえないミスをする/頭が真っ白になる/なぜか頭が回らない現象がよくあるようです。

 

しかし学校の先生や塾の人たちは模試の結果のことばかり気にするので、「本番の想定の仕方」について教えてくれず、こういう事態が生じてしまうのです。

 

模試でやるべき2つ目は、

 

「模試の復習」

 

です。

 

はいはいでました「復習」(笑)

 

と言いたい気持ちはわかりますが、ここでの復習は「問題の内容を復習すること」だけではありません。

 

「模試の復習」とは、「出た問題/間違えた問題から教訓を得る+実践した想定の反省+次回実践する想定を考える」ことです。

 

模試は大変良い実践経験にもかかわらず、「結果」しか見ないのはもったいなさすぎます。

 

1日集中して試験を受けたからには、「知識+実践」の反省をして最大限に模試を利用したいです。

 

だから私は、試験で費やした時間の2倍は復習に充てていました(1日10時間受けたら、2日で20時間復習する)。

 

この、じっくり復習する時間にこそ模試を受ける意義があり、復習しないのであれば受けずに1日勉強していた方がましです。

 

しかし現実は「復習なんてめんどくさいからやらない」受験生が97%なので、逆に周りに差をつける最高のチャンスです。

 

もう一度言います、

 

復習とは単に、知らなかった知識を復習することではなく、実践(緊張/解く順番/諦める時間)の反省をすることです。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

 

模試は「結果」は意味がなく、「利用する」ことに意義があることが伝わったでしょうか。

 

模試は他人と違うことをして差をつけるいい機会なので、ぜひそれを実践してほしいです。

 

では。