【浪人】約2年間の受験生活で学んだ「基礎」とは【大学受験】
「まずは基礎をしっかり固めよう」
「基礎がしっかりしていないと、応用問題は解けない」
「基礎だけやっていれば東大でも合格できる」
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「基礎」って何?
私は高校生の時から受験が終わるまでずっと思っていました。
誰に聞いても、普遍的な答えしか返ってこない。
そんなことを考えているなら単語一個でも覚えた方がまし。
そんな悩める受験生のために、私なりの「基礎」の解釈を紹介しようと思います。
※この方法では東大合格は出来るか分かりません
~もくじ~
① 結論
~「まずは丸暗記から」~
② 教科書全部覚えても無理
~使えなきゃ覚えてないのと同じ~
③ 「基礎」を身につける2つの手順
~教科書だけじゃ99%無理~
④ 3の具体例
~数学編~
⑤ 私が一番伝えたいこと
~誰も助けてくれない~
①結論としては「基礎」とは、
「教科書+問題集の大事なところを全て、使い方も含めて丸暗記」
です。
このことについて解説していきます。
②「教科書」全部覚えても、問題は解けない
なぜなら、教科書は「辞書」であり、全く実践的ではないからです。
残念ながら、教科書には「事実」が書いてあるだけで、「使い方」や「思いつき方」が書いてありません。
例を挙げると、数学には「暗黙の了解」があります。
例えば、「sin cos tan」を使うときはいつか。
答えは「2直線があり、その間の角度θが使えそうなとき」です。
たしかに、教科書には2直線と角度θを使う問題は載っているかもしれません。
しかし、「なぜ」角度θを思いつき使うのか、は載っていません。
だから大半の生徒は、「sin cos tan」の公式は覚えてても、それを問題で思いつき使うことはできません(使えるのはいわゆるセンスのある=運が良い一部の学生のみ)。
そして、残念なことに多くの学校の先生も、教科書を終わらせることしか考えていません。
その結果、先生たちは公式と例題を黒板に書いたら満足して、「なぜ」公式を使うのかは説明してくれないのです。
そして、公式だけを「丸暗記」した、ロボット学生が量産されます。
③「基礎」を身につけるための手順はたった2つ
「基礎」を身につけるためには、
1.抽出(抜き出すこと)
2.覚える
です。
まず「1.抽出」とは、
「問題の大事な部分を見抜いて、大事な部分だけを抜き出す」こと。
そして、「2.覚える」で
「抜き出した部分を繰り返し覚える」
です。
これだけです。
④:「基礎」を身に着ける手順の具体例
用意するものは以下のもの
・筆記用具
・ノート
・教科書
・問題集
数学の場合
1.教科書で全部公式を(使うこと前提で)覚える(完璧じゃなくてもOK)
2.問題集をやってみる(正解しなくてOK、教科書で覚えたことを出来るだけ使う)
3.答え/解法を見て、ほかの問題にも使えそうな部分/教科書に載ってた部分だけ抜き出す(例:方程式の中に定数1個だけあり、解の個数を求めるから、定数分離でやりそうだな)※ここが一番大事
4.抜き出したものだけをノートにまとめる (1~4:抽出)
5.1~4を繰り返しやって、全部覚える (5:覚える)
ほかの科目も同じです。
⑤ 私が伝えたいことは、
「『基礎』は自分で作るもの」
です。
教科書を覚えることは大事ですが、覚えたら使えなきゃ意味がありません。
使うことまで意識しながら勉強することで、初めて「基礎」が身に付きます。
そして、「基礎」は、色々な人の意見を聞きつつ、自分の中で形作られるものです。
「基礎」は人から全部貰えるものではないことを意識して、勉強してください。